部屋とVoicyと私

所謂「プロジェクト」を掘り下げると見えてくるのは「人」である・・・ みたいなノリのチラシの裏です( ͡° ͜ʖ ͡°) 今、Voicyが熱い!!

まず与えよ、話はそれからだ。(成功者の考えには共通点があった)

みなさん、Voicyやってますか?

自分は5月の1カ月毎日聴いていましたが、すっかりハマりました。ハマりすぎて、最近、通勤電車の時間が足りなってきたのが悩みだったりします・・・汗。

 

さて今日は、自分の大好きなVoicyの2チャンネルを紹介させて頂きます。

どちらもビジネスパーソンとして超一流の成功者であり、そんなお二人の声を直接聴けると言うVoicy。世代問わずビジネスパーソンなら本当に必聴の両チャンネルです。

 

そして、この超一流のお二人の考え方に、共通点があることに気がついてしまいました!!

 

 

 澤円の深夜の福音ラジオ

 

澤さんは、言わずと知れたマイクロソフト社のディレクター・執行役員であり、特に「伝説のプレゼンター」「プレゼンの神様」という肩書きの方がピンと来る方も多いかもしれません。出す本はいつもベストセラー、年間266本ものプレゼンをこなし全国を飛び回る澤さんの話には、ビジネスパーソンとして苦手な人も多い「プレゼンの極意」が散りばめられています。また外資系ならではの、ダイバーシティ問題や外国人から見た日本人の特徴など、ネタの宝庫で毎回楽しみに聴いています。

 

 

澤さんのビジュアルはインパクトも強く、噂ではかなり女子力高め、とか。

愛妻家で、あと空手をやったりとかそんな格闘家な一面も。

でも、ご本人曰く、ご自分はポンコツだと(笑 

 

 仮想銀座高級クラブ「かほこ」

こちらも人気チャンネルで、この6月Voicyのスポンサー枠をジャックして話題のキッズラインの代表である経沢香保子さん、の大親友の「かほこ」ママが、数々のお悩みを真正面から「全力褒めスタンス」で「心のおしぼり」で解決するチャンネル。

 リクルート→創業期の楽天→起業して上場→キッズラインを起業(Voicyジャック中)

と言う正にビジネスの成功者であり、チャレンジをし続けるその話は、ビジネスのロジックだけでなく感情コントロールにも及び、ハっとすることもしばしば。

 

 

 

個人的には、特にかほこママの交友録が好きで、沢山の感情が溢れて声色が少し変わる瞬間など、こっちも感極まってしまったこともありました。

沢山の人と出逢って、助けて助けられて、そして成長して・・・そんな生々しい人間ドラマも感じます。

でも、ご本人曰く、ご自分はポンコツだと(笑 

 

 

 超一流の共通点

そんなビジネスパーソンとしても超一流で、ひとりの人間としても尊敬止まない、澤さんと経沢さん。お二人の考え方の共通点は相手に対して「先に与える」です。

Win-Winの関係を目指すビジネスですが、前段の人間関係構築段階から、相手に価値ある何かを先に与えると言うスタンス、これは分かっていてもなかなか行動するのは難しい。まず自分が求めてしまう、自分のメリット、自社のメリットになるかどうかを考えてしまう思考が何と無く染み付いていた自分としては、とても衝撃でした。

でも、相手に価値ある何かを与えよう、と言う発想こそ、相手の立場に立って物事を見ることに繋がる訳で、このことに気づいてから自分も少しづつですが意識して行動するようになった気がします。

これを習慣とすれば、自然と色々な流れが舞い込んでくるかもしれません。

良いことは習慣化したものの勝ちですね!

 

 

 最後に

以前のかほこママの言いっぷりでは、澤さんとこれまであまり接点がなったように聞こえたので、そんな活躍の領域が違う一流が出会い、コラボできるVoicyには無限の可能性を感じずにはいられません。

 

澤さんが、仮想銀座高級クラブ「かほこ」に来店され、超一流の成功者のお二人がどんな対談をされるのか、実現する日を密かに楽しみにしております( ´ ▽ ` )

 

 

 

 

<Voicyに関する過去記事>

 

uhe.hatenablog.jp

uhe.hatenablog.jp

 

愛を取り戻せ!! (シンタロウ対サウザー Voicy北斗の拳編)

199X年世界は核の炎に包まれた。海は枯れ、地は裂けあらゆる生命体は絶滅したかに見えた。だが、人類の声は死滅していなかった・・・

 

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資本主義の金にまみれたこの世紀末。荒廃したインターネッツが「声」で救われる、、、かもしれない。

一子相伝である伝説のVoicy神拳、真の伝承者は果して・・・

  

ヒャッハッハッ、声だーっ!!

 

 

Voicyって何?と言う人はこちら↓

 

 

 主人公:シンタロウ

通称エクストリーム・サラリーマンの田端 信太郎 氏。エロとZOZOスーツが持ち味。神拳ではなく酔拳も使いこなす、ビジネス界の主人公。

インターネッツ全盛の現在、日本発のSNS「LINE」のグローバル展開に成功したシンタロウは、リーマン道の切り開き方を示す。しかし、最近の風潮はサラリーマンなんてみんなクソ・・・怒りに震えるシンタロウ、迎え討つ強敵と対峙し、愛を取り戻すことは出来るか?

 

 第一部:サザンクロス編

南斗声拳の使い手、S!N氏。ボーカリスト。声のプロ。碧眼を持つ美男子。毒気ゼロで中2な質問にも真面目に答えてくれる。

 

 第二部:風雲龍虎編

どんなインフルエンサー相手にも華麗なマシンガントークで場を圧倒するベンチャー支援家K氏。トークは水面に浮かぶ水鳥のように華麗だが、その切れ味は鋭く真空波となって相手を襲う。最近、サウザー氏と極秘対談が行われた模様。シンタロウ対策か?

 

 第三部:乱世覇道編

愛ゆえに愛を捨てた男、聖帝サウザー。自らの手で勤め人(サラリーマン)と言う立場を殺し、その野望と実力で収入基盤を築き上げた高給ニート。勤め人卒業を説き、愛を説き、世の男女を虜にする実力者。

 

今まさに、勤め人 vs 自由人の対立軸で設定された、シンタロウ vs サウザーの決戦が現在進行中!

死兆星はまだ、どちらの頭上にも輝いていない・・・

 

 最終章:拳王編

Voicy知らずともラオウを知らない人はいない、はず。

シンタロウはこの拳王ステージに来ることが出来るのか?

そして拳王ラオウは誰なのか?

 

 

 

イケハヤ氏?

 

 

はあちゅう氏?

 

 

 

 

ぶっちゃけ、緒方代表じゃね?ラオウは。(ビジュアル的にも)

  


ケンシロウvsラオウ '80年代(本家)声優版 決戦 (Hokuto no Ken) Fist of the North Star (Kenshiro vs Raoh) TV voice over

電車の中でニヤニヤしてしまう件(Voicyのオススメチャネル)

突然ですが、ここ最近めっちゃハマっているアプリがあります。新しい音声メディア「Voicy(ボイシー)」のかつてないUXが半端ないんです。単なるインターネット版のラジオだと思っていましたが、とんでもない!動画配信全盛の昨今において「声のチカラ」とでもいいましょうか。多分3日目ぐらいに気づきました。電車の中でのニヤけ度、ほっこり癒し度、涙腺崩壊度・・・色々とヤヴァいメディアが登場してしまいました。

 

所詮文字ベースのブログではこの感覚をちゃんと伝えることができないので、まだやってなければとりあえず聞いて欲しいのですが、多分3日目ぐらいから「なに?この感覚・・・受験勉強合間のオールナイトニッポンとは全然違う・・・」そんな感覚を得れるかも知れません。

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ごちゃごちゃ言うのは止めた。とりあえずイヤホンだけは用意しな。

 

ビジネスパーソン向けのオススメはこれだ!

 

 澤円の深夜の福音ラジオ

プレゼンの神、マイクロソフト澤さん。就活生からミドル層まで為になるビジネスシーンで使えるTIPSがたくさん。プレゼンのコツから、アンガーマネジメントとかのコミュ術・セルフコントロール術まで。声が癒し系なので、夜に聴くのが吉。

リアルでお会いしたことないのに、毎日声を聴いていると勝手に親近感が湧いてくる。勢い余ってDMしたら丁寧に返信が来てこれも感動。いつか会えるといいな。自分もオフィス品川だし、ばったり会えたりしてw  とにかく、このVoicyでの親近感は会ったら話しかけてしまうと思う。澤さん的にはお前誰?だと思うが・・・w

 

 仮想の銀座高級クラブ「かほこ」

こちらも癒し系。全力褒めスタンス、その理由も含めて本当に素晴らしすぎて・・・ビジネスシーンにおける感情の扱い方がとても勉強になった。銀座の高級クラブってこんなに人間力の高いママがいるのでしょうか?よく知らないが。。。今度質問してみようかな〜

心のおしぼり、いつもありがたく頂いています。脳内では「つめしぼ」イメージです!

 

 経済ニュースでやりたい放題

DJ Nobbyによる、前日の市況から経済ニュース(10分ぐらいのコンパクトサイズ)。とても効率的にニュースをインプットできます。自分の場合1.5倍速で聞いているので、朝の脳始動はこのチャンネルがぴったり。今日はニュース解説でイスラエル情勢の話。とてもわかりやすかった。

バリトンボイスが心地よく、毎回最後に言う「行ってらっしゃい!」が気を引き締めてくれる。

 

 職場の治療室

サブカル産業医の大室先生と、HRコンサルの麻野さんが、職場あるあるに処方箋を出すと言う治療室。「俺寝てない自慢」病とか、「自分で考えろ」病とか、マジで笑う。そうだよなーって。大室先生のマシンガントークが半分エンタメだがwww

あー、Voicy始めたのは大室先生がきっかけだったかも。確かGW中のNewspicksのWeeklyオチアイでの、大室先生の話が神がかって面白かったので、もっと話を聴きたいなと思ってたらこのチャンネルに辿り着いたんだった。

 

とりあえず、今日はこの辺にしておいて寝よう。

 

再見!!

 

PM Meetupで話してきましたよ。

いやー寒いですねぇ・・・今夜の風と同じぐらい極寒な過疎Blogへようこそ( ´∀`)  全然更新してないので過疎っててとーぜんですが、実は今回、書かざるをえない出来事がありまひてupします。先日【PM Meetup】 っていうイベントがあり、初めて聞いたよ、ふとしたきっかけで現職の人事に声をかけてもらい、なんと登壇してしまったのです!もちろん、当然メインは場所も提供くださったソフトウェア品質の変革を牽引するSHIFTさんがであり、自分は前座を勤めたのですが、なかなか無い経験が出来、楽しかった♪ それにちなんでブログタイトルも変更してみたりw 

 

 

 0.始まる前から興奮マックス
よくあるMeetup系とは毛色の違う、この【PM Meetup】主催はITエンジニア市場価値評価のプロであるforkwellさん。ここのヘッドである赤川氏と初めてお会いしたのですが、なんと週末バズっていた「退職アンサーブログ」を書いた方でした!転職経験者としては上司からこんなイケメンなこと言われるなんて理想っす、と呟いてたばかり。マジ尊敬してます。自分もこんなイケメンを目指したい! のっけから、この出会いは興奮マックス!緊張してたの忘れてしてしまいましたよw

 

 

 1.どんなイベントだった?
 
SIerのPMやその周辺エンジニアをターゲットにしているようで、個人的にはドンピシャ。さすがforkwellさん、なかなか乙なところを狙い撃ちですな!場所は東京タワーのお膝元、SHIFT社のオシャレなフリースペースで、しかも飲みながら始まるという粋な計らいでとてもカジュアルStyle。参加者はPM系/ガチエンジニア系/その他で、4/4/2な感じかと。転職して以来こういったイベントに足を運ぶ機会が減ってしまったので、自分の登壇のことなど忘れて楽しんじゃいました。forkwellイベントは初めてでしたがまた参加者として来たいな〜
 

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これは想像だけど、forkwell的にはたくさんのエンジニアの悩みを聴きながら、自分はちゃんとスキルを積めているのか、育成とかどうすりゃいいんだ、会社の壁を超えて同じような立場の人はどう考えているんだろうか、に風穴を開けるイベントを企画したんじゃ無いかなって思う。続くと良いな、と思う。
ちなみに、自分のスタンスとして、受託中心のSIerから有能なエンジニアやPMが出ていくのは大問題だと思っていて、そこに風穴を開けなきゃいけないというのは同じ。我々が中から変えなきゃ。(※そんな話を別ブログで書いた記憶がある)
 
 
 2.品質のプロが語るQCD+S
やはりメインどころは、シフト藤貫さんの「プロジェクトを成功に導く"測る化"の活用」で、QCDだけでなく、プロジェクトスコープ(S)をコントロールする話。自分もちょっとだけ品質をかじってたおかげで、話の深さに引きづられましたw
冒頭に引用していた定量データは、JUASのソフトウェアメトリックス調査だったんですが、自分もそのQCD部会に参加してたことがあったので、勝手に嬉しかったり。それから藤貫さんはFPユーザー会の現会長だということで、前会長のスコッチ大好きH氏は共通の知人で、パネルディスカッションの直前、二人で盛り上がってしまいました。いやー、あちこちで繋がりますねぇぇぇ
 
スライドが見つからないので、とりあえず著書を貼っとこ 
 
変化に強い計画・問題発見の技術 プロジェクトの「測る化」

変化に強い計画・問題発見の技術 プロジェクトの「測る化」

 

Kindleだとサインもらえない罠w

 

 3.登壇して見た感想(ぶっちゃけ)
そんな本来ならお金を払うべきお話とは真逆で、自分はあんまり中身のない話をしてきたのですが、前座だから許してちょ・・・( ̄^ ̄)
いわゆる登壇は初めてだったのですが、柔らかいイベントの雰囲気と、参加していただいた皆様の生暖かい笑顔で、楽しく話せました!ありがとございました。

 話の内容は、PMに何が求められるか、という主題を忘れた訳ではないけど、現職的はパッションを大事にするので、ロジックよりも自分の歩んで来たプロジェクトとぶっちゃけどうだったのか、ということばかりになってしまいました。為になる良い話をできずすんません・・・そういうのあんまり持ち合わせてないんですうorz

 

とりとめなく話しましたが、結局言いたかったことは、「(PM=プロジェクトとして)圧倒的なスピードって超大事。でも確実に価値を提供できなきゃ早くても駄目だけどね。そのハイブリッドが理想かと」でした。もっと深みのある話をできるようにならなきゃ。アラフォーとはいえ、まだまだです。

 

 

* 話をしながら、プレゼンって難しいなーって痛感 多分落ち着きないヤツだなーって思われていただろう(自分でもそう思うし) でも皆さんの反応がよかったので話しやすかったっす!あざす!!

 
 
 4.まとめ(出会い・次回・変化)
懇親会など色々な人と話をしましたが、その中で最も印象に残っているのは、PMに置ける暗黙知を研究されていて方法論を作り上げている方とお話できたこと。この話は深く、ここではあまり語れませんが、PM育成から組織変革まで今後もいろいろ話しましょう、となった。いろいろな出会いがあるのは本当に素晴らしいことで、こういう社外イベントに来るたびに感じる。この場を共有できた皆様とは、気軽に連絡くださいまし。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
また、主催者forkwellの赤川さん野中さん、シャレオツSHIFTの藤貫さん他品質のプロな皆様、ありがとうございますたm(_ _)m
 
※あ、あと、こんな機会をくれたディーバ人事、もう懐が深杉!(

 

「失われた30年」を取り戻したい

なーんてことを最近、真剣に考えちゃったりします、こんにちは。そういえば先日、認定スクラムマスター(LSMの方)になったのですが、その時のコーチ(Scrum.Inc副社長らしい)が何回も言っていて忘れられないこと。"Agile is mind-set."って。まーねー、そーだよねー、なんて顔しながら自分の頭の中では、そろそろブログタイトルの「アジャイル」は止めようかなーなんて考えていました。自分がそのアジャイルマインドセットを理解しているか否かとかそういう問題ではなく、そう言えば最近アジャイルアジャイル言う人がいなくなった気がするな、とかそんな理由ですが。

 

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実は、と言うほどのことでもありませんが、つい最近、人生2回目のジョブチェンジをしました。この3社目にジョインしてまだ3ヶ月程度ですが。思い返せば新卒以来、これまで主に製造業向けの受託SIを長くやってきて、初転職で外資系コンサルいったら見事なカルチャーショック&世間の見え方がガラリと変わり(この話は別で書こう)、そして辿り着いたのは会計パッケージ屋さん(みたいなところ)。仕事内容というか職種としてはコンサル兼エンジニア兼プロマネ的なイメージです。それなりにグローバル化も進めている日本の製造業がクライアントとして多い印象。結構どのクライアントもそれなりに世界で通用するモノを作ったりブランドを持っているという自負があるようなのですが、組織としてイマイチ元気ないというか、経営も現場もイケイケな勢いはなくシェア争いに疲弊しちゃっている感も少なくない。ここでタイトルの話になるのですが、ふと思ったのです。

日本の「失われた30年」を取り戻さにゃいかんぞ!!これは。

って。まぁ、別に国の経済政策を論じたいとかではないです。なんでこんなことを思ったのかを、今日は少し書いてみようと思います。

 f:id:uhe_uhe_uhe:20090827104441j:plainphoto by mauspray

 

というか「失われた30年」ってあんまり聞かないですよね、10年でもなく20年でもない。30年って。詳しいことはわかりませんが、一説によると失われた10年のスタートは1992年頃で、その頃から日本経済の長い不景気・デフレが始まった*1。で、2021年で日本の経済情勢が今とあんまり変わらない感じだと「30年」になってしまうんだとかとか。あ、自分の言っているのは、長引く日本経済の低迷をなんとかするためにマクロ経済の施策が云々とか、ではないです。単純に日本企業もっともっと頑張れ的な感覚で、日本企業がグローバルでもっともっと目覚ましく活躍する時代にしたいなと思っていて、もう一度「ジャパン・アズ・ナンバーワン」とか言われた80年代を取り戻そうよ、という話をしてます。

 

もちろん簡単な話ではないのですが、まずは、日本経済を支えいるたくさんの企業が、もっともっと元気になってもらわなきゃダメだし(偉そうな言い方でごめんなさい、でも元気ハツラツな会社ってあんまり無いように感じている)、そうなる必須条件として、企業はITを最大限ビジネスに活用しながらグローバル市場で勝ち抜くこと、が求められると思ってます。日本版Teslaとかのベンチャー発な企業が生まれるのでも良いのですが、分かりやすさとして、日本を代表するようなエンタープライズ企業(個人的に製造業を中心にしています)がそれぞれの分野で例えばTOYOTA以上になって欲しいのです。

 

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偶然か必然か今の職場環境ではこの「失われた30年を取り戻す」ことに直結する仕事が沢山できそうというのもあり、毎日ワクワクすることが山盛りです。この3社目の会社は会計パッケージ屋と書きましたが、私の所属する事業部のビジネスは「会計」というよりは「マネジメント・経営管理」の領域を対象としています。SCMの文脈に近いですが、ある程度の規模を持つ製造業の多くは部品製造とか組み立てとかアジア中心に海外でやってますし、マーケットも日本以外が半分以上というのも普通な話で、そのような企業での経営判断は当然連結ベースの数字が用いられるのですが、その仕組みを支えるITはまだまだExcelの世界だったりする会社も多いようで、色々課題は盛りだくさんだとか。日本を代表する企業と言っても良いTOYOTAでさえも、経営者の悩みは尽きることはないと想像します。

 

車とかオーディオとかゲームとか日本を誇るブランドは沢山ありますが、大企業になればなるほどIT調達は、伝統的な手法である「丸投げ」傾向というか、事実上メガSIerへの外注となっているのが殆どである、とも聞きます。ふた昔前ぐらいから、どのような企業も情報系システムへ投資だとか、DWHとかOLAPとかBIとかマイニングとかのシステム構築・パッケージ導入がお盛んでしたが、それでも今の実態を鑑みるとまだまだITをうまく活用し切れていない企業の方が多いのではないでしょうか。この文脈でITをビジネスに活用することを考える際、冒頭の「ブログタイロルとしてアジャイルは止めよう」にも繋がるのですが、最も重要なのはスピード。ITをベースとしたソリューションを提供し、ビジネスサイドからのフィードバックを受け、次に活かす。この流れをスピード命で高速に回し続けていくイメージが真っ先に思い浮かびます。ここでアジャイルという単語はむしろ要らない!失われた30年を取り戻すアプローチはこれしかないと思っています。

 

 

 

一昨年に書いた記事で、SI Loveを宣言したのですが、 

結局自分は既にSIerの中で働き続けていないのですが、でも、あの時書いた想いは変わっていないですし、その延長線上に、今の自分も居ます! その延長線上で、失われた30年を取り戻すとか言い始めちゃったのです( ̄▽ ̄) 

 

そう言えば、ここ1ヶ月はSASでプログラムも作ったりしています。経営判断に使う数字を見える化したり、分析するようなBAツールの基盤のひとつとして、SASはなかなか魅力的な部分も感じます。システムの特性上、扱うデータは構造化されているのだが、RDB脳だとついていけないところが山盛りなので、そこも今まであまり触れてこなかった世界なので面白くもある。

 

とりとめもなくなってきたので、今日はこの辺で。

 

あ、Tweet数をみたら次が1000ゲットらしいwww

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*1:小泉構造改革でのいざなみ景気で失われた10年は終わったとか、リーマンショック以降で失われた20年だとか諸説

【ご報告】何とか生きてます。

小学校の頃、タミヤは神でした。グラスホッパーというRCで遊んでいた時期があります。だからなのか「ホッパー」という単語には元々過敏症で・・・時折よく耳にする「ジョブホパー」とか「マネーホッパー」とかに結構ドキドキする最近です。お久しぶりです。ちゃんと生きています。

相も変わらずこのblogはAnnual Report化している訳ですが、そろそろせめて、四半期決算ぐらいはした方が良いのではとのツッコミもごもっともな訳で、忙しいことを理由にアクションしないのは猛省すべきと自覚もしております。

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さて、実はネタは盛りだくさんでして、ここは今まで溜まった分を一気に、初夏の収穫祭といきたいところなのですが、長くなると記事を書き終わる前に、割り込みタスクに流されるといういつものパターンに陥ってしまうため、今日はこれから書きたいことを箇条書きするに留めたいと思うのであります。

 

<このblogで書きたいこと>

(1) ブログタイトルを真面目に直した方が良い件

(2) デジタルトランスフォーメーションの裏で起こりつつある、品質保証トランスフォーメーションの件

(3) プロセス・コンサルテーションって何だ?コーチングと何が違うの?

(4) 心理的安全性は本当に必要なのか話(もっともっと良いチームを作りたいぞ)

(5) ダーマの神殿に行ってきました話(計画的偶発性理論を考えてみる)

(6) 失われた30年にはならない理由(≠五輪ネタ)

(7) 英語ネタ(単語の後入れ先出し法、覚えたらその分忘れるのです)

 

とりあえず7つ。ま、実際にはこの通りにならないと思うし、そもそもちゃんと記事を書くのか?と本人が一番怪しいと思っているし、ま、ゆるーくやっていこうかな、と。そういうコンセプトのblogだったはずだしw

 

 

 

最後に少しだけ、この1年間をサマリして駄文を。

 

いやですね、70歳まで働き続けるとすると、まだ折り返し地点にもいない自分がわかったようなことを言うべきではないのですが、価値観とかべき論とかっていつの間にか気づかないうちに自分の中に確立しているものなんだな、と。いつも会話する人が変わったり、扱う物事が変わったり、環境が変わると視点も変わると信じていたのですが、そんなことはないんだな、と痛感したのがこの1年でした。一言で言うと。具体的な話として、かなり久しぶりに7つの習慣を読み直したのですが、インサイド・アウトっていうのは本当に深いな〜っと。もう少しいうと、自分の中の価値観とかべき論がある程度確立していればいるほど「それは違うよ」って思うことが多くなってしまう可能性が高く、この1年間自分はそうだったな、という強い反省が生まれたのです。つまり自分は正しい・あなたが間違っているというフレームで無意識にモノを見てしまっていたことに気づいてしまった、というか。これってアウトサイド・インだと思うのです。7つの習慣をものにする前提として必要なパラダイム・シフトが、今こそ自分に必要なのだと思っています。

 

昔読んだ本を見直すというのも、面白いものです。

ま、読み直したのはマンガ版ですが〜(・ω・)

 

まんがでわかる 7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣

 

 

ではでは。

 

 

 

SIの中で働き続ける理由

東名高速インターの近く、日本で最も交通量が多く渋滞するという噂の、国道16号と国道246号の交差点。元々246側は陸橋となっていたのだが、この度16号側がその上を走るというクロス陸橋化の工事が完成した。結果として10年以上もの工期を要したらしい。実は自分が生まれる前からこの工事には着工していたという噂もあるが、それを除いたとしても、これはとんでもない話。細かい事情は分からないが、建築業界でもこういうことはあるんだ。しかしよくヤリきったな、と思う。これがSI(システム・インテグレーションの略、これを行う会社をSIerと呼んだりする)なら元請けが何回もぶっ飛ぶレベルではなかろうか。

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 私がSIの中で働き続ける理由

このブログのタイトルにもある「私」。その私自身の考えとか、価値観とか、なんでSI業界の中に身を置き続けるのか、とかについて今まであまり語ってこなかったので、今回はその辺をザックリ書いてみようと思う。一人称は徐々に「私」から「自分」に戻ります^^;

SIから離れるが、個人的に昔から強く思うことがある。それは『人の可能性は無限大』ということ。この可能性を活かすも殺すも本人次第であり、加えてそれは環境次第でもある、と常々思っている。私の経験上、SIのコアであるソフトウェア開発は"人"の可能性が仕事の面白さに直結する仕事そのものなのである。

冒頭雑談にあった建築業界のように成熟した産業と比較してみると、SI業界のように若い産業(日本で言えば4,50年ぐらいか…)の方が、未成熟であるがゆえ、道具や手法よりも「人」に依存する面が強く出やすい。加えて、ソフトウェア開発の原価がほとんど人件費であることから、SIは「人」が最重要リソースとなる産業構造であるといえる。この業界では「人月」という単位で(1人のエンジニアが1か月150時間働いたアウトプットが1人月)仕事の量を測り見積もりを行ったりするのであるが、この1人月で出来上がる量(そして質)が、個人個人の経験やスキルにとても依存する。しかも一番強く影響するのは、実は、個人個人の「やる気」「柔軟さ」「楽しむ気持ち」といったマインド面であることを、自身の経験からも断言してよい。ただし、このことが真実だとしても、ソフトウェア開発をおこなうSIer(ベンダー)の立場としては大きい声では言えない事情がある。お客様から仕事を請ける以上、うちの開発者の「やる気」が低いと満足なソフトウェアをご提供できないかもしれません、なんて口が裂けても言えるはずがないからだ。

加えてこの21世紀、あらゆる企業は市場で勝ち抜いていくために試行錯誤を繰り返すが、業種業態問わず、如何にITを上手く利活用できるかが求められると言われる。つまり、企業は今後もITにお金を費やし続けるということを表し、一部の内製化は更に進んだとしても、企業のIT投資を受け止められるのは俗に言うSIerで居続ける可能性がとても高い。*1

 

世の中に必要とされるだけでなく、人の可能性を追求できる面白みのあるのがSI業界。だから自分は、明日も1年後も更にもっと先も、このSIの中で働き続けるだろう。

 

生きていくためには食い扶持を稼ぐ必要があり、どうせ仕事をしなければいけならば、ワクワクすることが多い方が毎日は楽しいし、モチベーションとかやりがいも得やすいだろうし、その方がプライベートでも自分らしくいられると思う。自分にとってSI業界「人の可能性」を感じられる仕事を通して、世の中に貢献できるとすれば最高ではないか。

 

このように思い至った背景を振り返り、以下、時系列でダラダラっと思い出してみた。

 

 社会人0年目

初めてWindows95マシンを購入したのは就職活動の時。会社案内を送ってもらう為にまだ山ほどのハガキを書きまくっていた時代。大学生らしく遊び呆けていた自分が、自身と初めて真剣に向き合い将来を考えたのが就職活動というタイミング。その頃の自分は面接で以下のようなことを言っていたようだ。当時のノートにメモが残っていた・・・

人の可能性は無限である。人と人が共同して何かを成し遂げようとする時、それは1+1が3にも4にも5にもなる可能性を秘めていると信じている。しかし、時として人と人は足を引っ張りあい、1+1が2以下になってしまうこともある。それが人と人だと認識している。自分は人と人の無限の可能性を具現化する仕事がしたい。

しかしまぁ、 なんと抽象的な・・・

これを自信満々な顔で面接官に語っていたことを思うと、恥ずかし過ぎる・・・

 

「人の可能性」を引き出す仕事がしたいという気持ちは、社会人0年目に芽生え始めたようだ。プログラミングの経験もない自分であったが、恐らく、雰囲気でソフトウェア開発に憧れ、気づいたらSIerに就職することになっていた。なんという結果オーライ。

 

 

 社会人3年目

社会人も3年目ともなると、大抵の事を経験してくる。入社してすぐは2000年問題対応だったし、納期前の徹夜とか普通だったし、会社の業務時間内に勉強できるノーアサインを指をくわえてみていたこともあった。最初は汎用機プログラマをやりながら、徐々に設計もやり、リーダー的な立場も経験しながら、気付いたら小さい保守プロジェクトのPM。見よう見まねの中でプロジェクトを回すものの、「ちょっとした違和感*2」が胸につっかえたまま毎日を過ごしているとき、たまたま本屋で手にした1冊の本『ピープルウエア』。衝撃を受けた。自分の違和感は間違っていない、と夜も寝れないほど興奮して何回も読み直したことを忘れもしない。

 

ピープルウエア 第2版 ? ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

ピープルウエア 第2版 ? ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

 

 当時トム・デマルコがどんだけ有名な人かさえも知らなかった。しかしこの本が、ソフトウェア開発におけるエンジニア、人にフォーカスして生産性やら創造性やらを語っていることは、ビンビン感じるものがあった。席レイアウトなど働きやすいオフィス環境の大切さ、集中している時に電話一本で割り込まれることの影響の大きさ、周囲がどんなに急かそうとも人の考えるスピードは上がらないこととか、思い当たる話ばかりだった。

 

この本をキッカケにデマルコや、ブルックス(人月の神話)、ワインバーグなどなど・・・20世紀後半のソフトウェア・エンジニアリングの名著を片っ端から読み漁った。社会人3年目、この『ピープルウエア』との出会いは後の自分に大きな影響を与えるきっかけであった*3

 

 

 社会人5〜10年目

プロジェクト・ファシリテーションというのをご存知だろうか? アジャイルに興味を持っている方であればその日本の第一人者である平鍋健児さんのことはご存知であろう。プロジェクト・ファシリテーションはその平鍋さんが提唱者であり、アジャイルという名前を使わずに、そのエッセンスをソフトウェア開発プロジェクトに取り入れるやり方を紹介していた。

- プロジェクトファシリテーションTOP

このプロジェクト・ファシリテーションに感銘を受け、人生で初めての社外イベントに参加したのもこの頃。そこで平鍋さん直接話すことができたことも、ソフトウェア開発において「人の可能性」をどうしたら活かせるかどうか悩んでいた自分が、アジャイル開発方向にググっと寄ることができたキッカケになった。

思い出した。このイベント、永和システムマネジメント社オブジェクト倶楽部ってところが主催していたのであるが、初めて参加した際に、勢いだけでライトニングトークスというのにも登壇してみたことも人との出会いを加速させた。「LT面白かったすよ」と立食懇親会でたくさんの人が話しかけてくれたあの体験は、社外との繋がりに目覚めたキッカケにもなった。自分と同じように、プロジェクト・ファシリテーションの裏にあったアジャイル開発の考え方に賛同する開発者がたくさんいることも心強かった。

 

プロジェクト・ファシリテーションを実開発プロジェクトで試してみてハマる。これが自分と『アジャイル開発』の出会いである。

 

Webないしは社外コミュニティでいろいろ知り、知ったら試してみたくなるので、実プロジェクトでメンバを巻き込んで、とにかく好き放題やっていた頃でもあった。

 

ザ・ファシリテーター

ザ・ファシリテーター

 

 ファシリテーションをスキルを学ぼうと思ったのは、この本が面白かったからだったと記憶している

 

 

 〜社会人15年目

日本においてもWebサービスに代表されるプロダクト系のソフトウェア開発はアジャイルが当たり前になってきたようだが、ちょうどこの頃の自分は3年間ほど大型ウォーターフォール案件の渦中で踠いていた。これは自分が経験した中で最も過酷なデスマーチプロジェクトであった。終わりの見えないトンネルに迷い込んだ感覚。課題は芋づる式でレビューは時間通り終わることなどなく、連日の深夜タクシーで身も心も疲弊し『アジャイル』なんて言葉自体すっかり忘れてしまっていた。少なくとも、その時の自分には瞬間最大風速200人以上の開発をウォーターフォール以外で進める発想はなかった。大規模SIの厳しい現状を改めて目の当りにし、いつしか「アジャイルなんて別世界の話」と信じて疑わないようになっていた。

 

さて、3年以上外の世界と接点を絶っていた自分が、久しぶりにシャバに出てみると、世の中の変わりように衝撃を受けまくった。経営側や情報システム部門クラウド利用に対する心理的抵抗感は随分無くなっていたし、企業によってはエンジニアを抱えて内製化を促進したり、エンドユーザー部門が直接ベンダに発注するプロジェクト形態も増えてきていた。何より一般消費者側の大変化として、急激なスマホ台頭に伴い目に見えて日常生活とITを切っても切れない関係が出来上がりつつあった。SNSを中心としたバイタルマーケティングが今までの常識を変えていた。Twitterで信じられない投稿が相次ぐバカッターに驚く大人の方が急速な変化に置いていかれているようにも思えた。SIという文脈に話を戻すと、企業側もITに対する意識が消費(コスト)から投資に向きつつあることが一番大きな変化であるといえよう。3年間でこれだけ世の中は変わってしまうのか・・・、この衝撃は今でも上手く言葉にできないが、世の中全体がかつての人類史上になかったスピードで革新し始めている、と言っても過言ではないだろう。*4

 

世の中から「置いていかれた」自分が、この危機感を乗り越えるには、とにかくとにかく行動してみるしかなかった。社外のイベントやコミュニティに行きまくったり、Webや本などで、情報収集しまくる。そういえばアジャイル開発って最近どうなんだろう?*5とカンファレンスに足を運ぶと、最近のアジャイルの話はどこも「スクラム」ばかり。そしてスクラム実践の声を集めていると、インド子会社のエンジニア達からたくさんの話を聞くことができ、英語をもっと自由に使いこなせると幅がグンと広げられることを身を以って実感。この頃だろうか、「SIオワコン」やら「SI終末論」というのがバズるのと共に、「ハイブリッド・アジャイル」やら「エンタープライズアジャイル」というキーワードを良く目にするようになってきたのは。

 

思い返せば2000年代初頭、アジャイルが最初に流行ったころから、自分も受託SIの中にアジャイルを取り入れようといろいろ工夫はしたものの、「契約の問題などなど日本の請負ビジネスモデルにアジャイルは馴染まないよね」というのが定説に自分も飲み込まれつつあった。しかし、皮肉なのか運命なのか、自分が3年に及ぶ大規模SIのデスマを経て分かったのは、SIのビジネスモデルに対する問題認識は業界全体に蔓延しているということであり、そのブレイクスルーを目指してエンプラ系の受託SIでアジャイルを再度取り込もうとする動きが本格化しつつあることを確信した。

 

ただし、いくらアジャイルの良さを叫ぼうとも、SIの請負というビジネスモデルが変わらない限り、本質的には変わらないのでは、という諦めに似た気持ちも正直あった。ところが、ソニックガーデン倉貫氏の取り組みを知り、もう既に日本のSIも少しづつ変わり始めていることに驚愕する。

もうこれは、ウカウカしていられない!!!! 

 

 

  

 〜現在

世の中の動きとSIの現場を見ながら、今の日本のSIにおける請負型ビジネスを変えようとしても、発注側と受注側でこのビジネスモデルが成り立っている限りは、簡単に変わる訳がない。ひとつ言えるのは、日本の中だけを見てても変わらないということ。今こそ、日本企業が世界で勝ち抜くためのIT利活用・ソフトウェア開発を、模索し直す時期に来たのだろう。

 

日本のソフトウェア開発、特にエンプラ系SIの文脈において、業種業界問わず日本企業が世界と戦うために身に着けるべき武器は、IT以外に何があろうか?

 

日本の請負ビジネスモデルにアジャイルは適さないって話に関連して、日本の外注SIと、アメリカの内製化を比べる話をよく耳にする。日本とアメリカを一括りにすることで、なんとなくそれっぽい話に聞こえるが、この問題はとても複雑で根は深い。よく耳にする話として、ウォーターフォール vs アジャイルという構図や、日本のSI産業とアメリカの内製化を直接比較して、だから日本からはITイノベーションは起きないんだ、とか「ちょっと待って」と言いたくなる話がWebのコラムに多々散見される。問題の根が深いだけに、あまり抽象化してしまうと本質が見えなくなってしまうようなイメージ。このことにより自分の身の回りでも、立場や文脈によって捉え方や言葉の使い方が異なるところで、例えば「アジャイル」のような言葉が出てくると、急に会話が噛み合わなくなってしまうようなケースも増えた。

 

問題の根っこを掘り下げようとすると、ウォーターフォール vs アジャイルの話は、そういう対立軸が分かりやすいことは認識した上で、ナンセンスでしょう。日本 vs 欧米のソフトウェア開発の話も、内製が進んでいる度合いとか傾向の違いがあることは認識した上で、議論の皮切りにはなるが、解決策にはまだたどり着かないでしょう。日本と諸外国を比較する場合、日本のソフトウェア開発(もちろん受託SIを含む)における人の生産性をどうとらえるか、良くある開発プロセスの特徴や、技術レベルの本当の違いに目を向けた方が、日本のSIにおける請負ビジネスモデルを変える突破口が見つかりそうな気がする。ただし、自分の知る限りここの情報量が圧倒的に少なすぎる。。。

 

 

貴重な情報のひとつとして上記blogは、良くチェックしている。著者の牛尾氏のように英語を使ってのソフトウェア開発に携わる現場に身を置くのはとても素晴らしいこと。日本の文化・慣習レベルでのもっと知るべき点が自分にはありそうだ。なぜならば、日本のソフトウェア開発(特に受託SI)が抱える課題は、日本文化や日本人の特徴に繋がる気がするからだ。 日本のSIが変わるカギは、我々自身が握っているということではなかろうか。

 

 

 まとめ(SIの中で何を目指すか)

ダラダラと時系列に今までのことを書いてきた。自分はSIという産業でしかまともに働いたことがないと言えばそれまでだが、顧客ビジネスの課題をITを使って解決する受託SIが好きなことは間違いない。これが天職だなんて思ったことは一度も無い。でも忘れられない達成感は多々ある。自分の数少ないプロジェクトの経験からの話だが、より良いソフトウェアを開発しようとすることは開発に携わる『人の可能性』を追求することに繋がるし、ビジネスで求められるシステムやソフトウェアの要求を開発しようとすることは、特にユーザー側の『人の可能性』を追求することにも繋がる。そして受託SIだからこそ、契約書面に記載できないような発注側と受託側のコラボが生まれることも珍しくはない。ありふれた言葉で言えば、受託SIはWin-Winを身を以て体験できるという感じ。まぁ、その分、苦しい時は相当苦しいし、人が居てはいけないようなデスマーチも珍しくない訳だが。

 

ここ数年、アジャイルコミュニティとは関係ない業界団体*6にも出入りさせてもらいながら、日本を代表するような超大手企業(ユーザー側)のSIに対する課題認識、日本の大手SIer(ベンダー側)の課題認識をそれぞれ見聞きしていると、注目ポイントにズレがあったり、認識GAPも多いにあるのが現状。エンタープライズ分野のSIから、サービサーや新興ITベンチャーに開発者が流れている危機感を認識していない人も意外に多いようだ。いずれにせよ、業界根本の課題として認識し、次のSIの形(答えはひとつではないだろう)を模索する動きは枚挙にいとまは無く、エンタープライズアジャイルはそのひとつに過ぎない。

 

ということで、自分はこの受託SIという世界に身を置きながら、日本企業がもっと上手にITをビジネスに利活用し、日本経済復活の一翼をITで担う側でいたい。ビジネスモデルも大事だが、それと同じぐらい『人の無限の可能性』を引き出せるソフトウェア開発の模索も大事だと思っていてで、自分はその両方を実践し続けていきたい。*7

 


 

 あとがき

当記事を書いている最中にUPされた素晴らしいと感じた記事。前記事のde:code講演音声も聞かせていただいたが、かなり本質的かつ具体的な話になってきている。 

終盤の「"人"を信じて"人"の能力を最大限に引き出し、そして育んでいこうとする」点は自分の理解にとても近く、自分自身が大切にしたい価値観と通ずるものがある。是非、近いうちに自分の意見を記事に起こしたいものだ。

 

 

【更新履歴】

   2016/6/27 誤字脱字修正、読みにくい表現修正

 

*1:グローバル規模でSIerの競争は更に熾烈になる意味も包含した上で

*2:*別記事で改めて書いてみます

*3:この頃はダニエル・ピンクの「モチベーション3.0」なんて当然知らない・・・

*4:この3年間の後、業務上はSIの現場から少し離れて組織プロセス改善を行うのであるが、これもまた別に書いてみたい

*5:この当時携わったCMMIの最新版はアジャイルに対応していたようだ

*6:JI●AとかJU●Sとか・・・

*7:アジャイルは手段のひとつ。ヒントは山ほどあるだろうが、こだわり過ぎるとダメ!!