ソフトウェアジャパン2014に行ってきました
2014/2/4(火)@タワーホール船堀にて、ソフトウェアジャパン2014というイベントに行ってきました。スポンサーチケットを頂き、本当にありがとうございました!
このイベントのKEYWORDは「ビッグデータ」。サブタイトルが「アイドル総選挙からセキュリティまで」というだったのだが、その通り、とっても幅広い方からの面白い話満載であった。セキュリティ専門家、法曹界に通じる先生、有名大学関係者、通信キャリアの空間位置エンジニア・・・などなど普段ぢゃ出会えない方ばかり。
予想以上といったらとっても失礼だが、もっとお堅い感じのイベントかと思いきや、フランクな方ばかりで、情報交換会でも沢山の方とお話できたし、とっても貴重な一日でした。
この記事UPまですこし間が空いてしまったが、記憶が薄れないうちにメモ、メモ、メモ、メモ、メモルちゃん。
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■当記事のアジェンダ
(1)まとめ
(2)プログラム内容メモ
(3)補足・・・関連リンク集とか
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(1)まとめ
ビッグデータが叫ばれて2,3年ぐらい。クラウドやソーシャルとともに我々の実生活レベルでの変化については、沢山の人が実感していることでしょう。ただ、そのビッグデータを使ってどのようなビジネスモデルを・・・という話は実は自分もまだまだ勉強不足。新しいビジネスモデル、クルマの自動運転、政治・選挙、セキュリティ面の課題などビッグデータに絡めて興味深い話ばかり。ITベンダの立場だけでなく、ITを利用する側の立場でいろいろと考えることができた。世の中は確実に変化していることを改めて実感しした。具体的な話としては、車の自動運転ネタが盛り上がったが、こういう例こそ今までの概念を根本から覆すIT利用であり、素人目にはまだ夢のような話ではあるが、流れ的には技術的に実現するのも時間の問題であろう。セキュリティ面や、法令など社会のルール・仕組みがこの変化についてこれるかどうか、ということも問題提起。あらゆる分野で既存常識を覆す変化が起きているため、IT業界に身を置くひとりといても、技術進歩による利便性向上とそこから出てくる課題解決の両方を、これからは考えなければいけないと痛感。
(2)プログラム内容メモ
プログラム-ソフトウエアジャパン2014|一般社団法人情報処理学会
セッション1
マーケットの破壊的変化とビッグデータ(ガートナージャパン日高社長)
- 今までの市場が破壊されるような、かつて経験したことのない大きな変革が起きている。既存ITの延長では考えられない世界であるため、過去のことや自分の立ち位置を一回忘れる必要あり
- KEYWORDは「クラウド」「インフォメーション(ビッグデータ)」「ソーシャル」「モバイル」の4つ
- この変化にはCEOがいち早く気付いている
- ビジネスとしてどの分野でビッグデータを活用していくかの意思決定がCEOに必要であるため、CIOとのコミュニケーションが今まで以上に重要に
- 世界のIT投資は横ばいだがビッグデータ市場は今後ますます伸びる。しかしデータサイエンティスト等が少なすぎるため、需給バランスに課題あり
セッション2
ビッグデータはクルマの自動運転実現にも大きく寄与する(インテル野辺氏)
- クルマの自動運転実現にむけて世界が動いている(国内メーカーも積極的)
- 2020東京五輪は、日本が世界に向けてアピールできる大きなチャンス
- 既存ナビがスマホのような通信機器に置き換わり、動くクルマのデータがサーバー上で統合されるイメージ(コネクテッド・カー)
- ここでビッグデータが存分に活用される(渋滞情報・交通情報・運転情報・・・)
- 人が運転するクルマと、自動運転のクルマが共存する世界を目指している(らしい)
- 人がクルマを運転するという概念が抜本的に変わるため、法整備を含めて社会環境が変わることになる
セッション3
サイバー社会の安全・安心を加速するセキュリティ技術(日本IBM大西氏)
- ITはもはや計算機の技術ではなく、人やモノを繋げる技術となりつつある
- ソーシャル系サービスの情報を分析することで、お店に来ない人の情報を得たり、今まで出来なかった分析できるようになってきている
- 個人の特性に応じたサービスを展開することができるようになってきた
- ソーシャル上のデータの所有者は誰?という議論を含めて、技術の進化にくらべ法整備が遅れている
- よって、これらの新しい技術には沢山の、実生活に近い身近なリスクが潜んでいるのである
- ビッグデータ系の技術はセキュリティ向上にも使わなければいけない。(クルマの自動運転の例でも同じことが言える)
セッション4
参議院選挙から投票システムまで、ネットで変わる政治とコミュニティ(パイプドビッツ市ノ澤氏)
- 現在、政治の世界でもビッグデータが活用されている。
- 2013年夏の参院選からネット選挙が解禁になったが、ネット選挙に期待はとてもたかかったものの、結果としてそれに答えられなかった、と言われている。
- 今回の都知事選では、色々な形で盛り上がりを見せており、有権者へのアピールにソーシャルを活用する候補者が増えたり、候補者のサイトが攻撃されてダウンしたり、ということも実際に起きている。
- ソーシャルで政策を募ったり、今までにない政治家の形も出来るつつある。
- 例えばアメリカでは選挙にネットをとても活用しているため、データを基に様々な角度から分析することできる。日本もそうなりつつある。
- 候補者サイトへのアクセス数だけみても、告示日と選挙前日のアクセスが圧倒的に多いことが分かり、有権者へのアピールが有効なタイミングというものも分析されている。
- 選挙戦略におけるネット利用の重要性は紛れもなく、実際に3割の有権者がネットでの情報を元に投票者を決めた、というデータもある。
- 某AKBもネット選挙の結果を分析して、エリア別に売れそうなグループをつくって投入しているとのこと。
ソフトウェアジャパンアワード受賞(東北大学 住井准教授)
- 関数型プログラミング言語の紹介
- プログラムが正しいことをプログラムが証明するという、開発者としては衝撃的な研究をされているとのこと(プログラムの等価性を数学的に証明!?)
- アルゴリズムやプログラミング言語の基礎的な勉強の重要性について、とても強く共感した!
- 受賞おめでとうございました!
ソフトウェアジャパンアワード受賞(ソフトイーサ 登大遊社長)
- 国境を超えた楽しいハッキング!?のお話とか
- 筑波大学内における楽しいハッキング!?のお話とか
- 笑いすぎて腹が痛かった~~
- 受賞おめでとうございました!
(3)補足・・・関連リンク集とか
ガートナー | プレス・リリース | 「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル:2013年」を発表
自動運転車、夢を現実に 開発競争過熱も法整備に課題+(1/3ページ) - MSN産経ニュース