部屋とネルシャツと私

所謂「プロジェクト」を掘り下げると見えてくるのは「人」である・・・ みたいなノリのチラシの裏です( ͡° ͜ʖ ͡°) 今、Voicyが熱い!!

XP祭り2014に行ってきました!!

2014年9月7日(土)、初めて早稲田大学のキャンパスにこの足を踏み入れてきますた。

初参加の「俺の」XP祭り、思った以上にゆるーい雰囲気の中、沢山の「俺の・・・」を聞き、沢山得るものがあったような気がする。

自分のEvernoteメモを元に、遅ればせながら、個人的に気になったところをblogってみようかと。

 

XP祭り2014

 

 

 アジャイルのダークサイド

聞く話は自分のコンテキストで理解しようと最近しているが(そういえば、最初のお菓子漫談で小井土さんもそんなこと言ってたような)、この日MAXビジバシ感じるものがあったのが、鈴木雄介さんの話

特に最後の『社会基盤を担う大企業にITの使い方を変えてもらいたい云々』 というのはシビレタなぁぁぁ。 あの会場に同じことを感じた人がどのぐらい居たのか分からないが、自分には、スンゴイ切実に響いた!!そんな大企業のSIはまだまだ従来型の人月積算工数で1システムおいくら万円の世界ですし、ここに凄まじい可能性が埋もれているはず。ITを使う側は「アジャイル」なんて言葉はどうでもよく、だからこそ余計に、情シスやSIerが勝手にアジャイルのダークサイドに堕ちやすいって側面もあるかな、と。

知らない間にオレも堕ちかけていることを気付かされました(;´∀`)

 

そういう意味でも、アジャイルという手法に拘るのではなく、アジャイルを手放して、組織ごとに最適なやり方をちゃんと考えた方がいいっていう提起にはもう唸ることしかできなかった。

 

 

 以下箇条書き

・ISO品質モデルから、ソフトウェア作るのは難しいんだよ

・だからこそ、マネジメントとアーキテクチャの両輪が重要

アジャイルは全体整合性(アーキテクチャ)を軽視しているようにも感じる。それはアジャイルの伝道師たちにとっては、アーキテクチャの重要性なんて当たり前の話しすぎたからなのかも(仮説)。

・「良いものを作りたい」という覚悟がないと、アジャイルのダークサイドに堕ちやすい。自分で運用しない人とか偉い人とか危険。情シス部長とかSIerとか。

・言葉上は、ダークサイドに堕ちる人と堕ちない人が同じことを言っているから、さらにたちが悪い。「良いものを作りたい」という覚悟、自分ももっと拘らないとダメだとも感じた。(リスクの低い方低い方へ流れたがるSIって妥協の産物的な要素が強いし)

アジャイルはこうすればいい、と思った時点で思考停止してしまう。状況によって重要性・価値観は変わるもの。(アジャイル宣言の右と左)

★どう作るか(手法)ではなく、どこへ至りたいか(ビジネスのゴール)を考えろ!!

  

 

 関さんの話を誤解してみる

基調講演の関さん。失礼ながら今回、初めて名前と顔が一致しましたです。

Twitterでつぶやいていた人がいたような気がするが、関さんは本当に不思議な雰囲気を持っている方。吸い込まれてしまう感じ。たぶん自分は話の9割分かってないんだけど、半分ぐらいは分かった気になってしまったし、たぶん結構誤解しているんだとおもう。でも、今回の話は、SECIモデルでは形式知を誤解していいんだって話もあったし、そもそもXP自体が人は間違うことを前提にしているから、それでいいんだと、妙に納得感。

お話、のっけから、550イテレーションで数万チケットが溜まっているから統計噛ませて云々とか、もうホント異次元の世界の話を聞いた感じ。ありがたや。

 

気になったこと箇条書き

・減らすのは難しい、増えるのは簡単。テストケースの話。だから健康体でテストは望もうね、と。

・従来の開発手法と異なり、XPは人がミスすることを前提としている。そういう意味でも1つ1つのミスを小さくすることができるモデルと言える。

・ソフトウェアの信頼性。CheckingとTestingの話。モデルベーステストと探索的テスト的なイメージかな・・・

・忍者式テスト、初めて知りましたが、人が学習しながらテストを育てる(テストケースを洗練)感じでしょうか。自動化テストはChecking。人がテストしてテストケースを書き直したりはTestingってことかな・・・

・計画ゲームがアツイ。

・ビジネス側と開発側はうまくいっていないことが多いのだが、この計画ゲームでは、やりながら分かることがあることを前提にしているから、お互いが理解し合える、歩み寄りができる。

・質問の回答で「うちのチームにリーダーはいないからわからん」とか本当かなぁって思ったが、ゴールは同じで途中ズレていることはあるかもしれないけど歩調を合わせていくような話をしていたので、なんとなく理想的なチームを想像した。

・(製品開発をされているのだとおもうが)現在、ビジネス側は開発側のスピードに不満がない的な話をしていたのも印象的。ビジネス側は効率化・コスト削減を常に考えていると思っていたが、それをも駆逐するチームがこの世にあるのかもしれない。

 

うーん、 たぶん誤解だらけ。

 

 

 ビジョンとミッション

 Fearless Changeと超迷ったが、先日の受託開発イベントに行けなかったので倉貫さんの話に言ってみた。 すげーエネルギッシュなトークの中に、SIerに身を置く自分にとって「今の俺ならどうなんだ?」って考えさせられる話が山盛りだった。

何度か「アジャイルは結果」という倉貫さんの言葉を見たが、それを改めて感じた。

自分は何をしたいのか(理想=ビジョン=ゴール)を考え、そこ向かうために今何をすべきか(ミッション=スタートライン)というメッセージは、まだ咀嚼し切れていないが、今の自分も向き合わなければいけないこと。

 

気になったこと箇条書き

・2000年あたりからSIerは「マネジメント重視」に。(PMBOKとかオフショアとか確かにその流れ)で、それまではその会社のことを”技術の○○”って・・・すげー思い当たる話

・プログラム書くのが好きな自分は、デスマに放り込まれて、辞めようとおもって役員に相談したらしいが、社外で活躍したいならもっと有名になれ。でないと辞めてもうちの下請けになるだけだぞ、と。そして仲間を作れ、と。それを実現してソニックガーデンなのですねぇぇぇ(・∀・)

Don’t just do agile, be agile!(これいい言葉)

アジャイルをやる?それって本当に組織のためになるの?みんながみんなアジャイルをやりたい訳ではない。出来る訳でもない。(雄介さんの話にも似た話あり)

・帰り道にリフレインし続けた一言

 『 理想を語れ、そして行動しろ。共感を得られれば仲間は増える!』

 

 

 

倉貫さんは元XPユーザー会の代表。

知っている人をイジリながら、会場の空気を自分のモノにしたり、話の内容もさることながら、すごいなーーー

 

 

 他にも沢山の話を聞いておなかいっぱい

最後はLT祭り。14本連続は正直ぐったり・・・疲れ果てますた:(;゙゚'ω゚'):

みんな個性たっぷり面白い話が多かったが、自分のコンテキストに置き換えて聞くような余裕は全くなく、話についていくのに精一杯。

進行の方の合いの手も絶妙で、あの雰囲気はLTじゃないとあり得ない。

 

以下、自分のメモと順番が合わないが・・・

 

 

デザインスタジオというアクティビティの紹介:平松 欣也さん

  → Yahoo!モバイルのUI/UXのお話、のっけから勢いありまくり

 

僕がスクラムマスターをクビになった訳:石井 智康 (@zambiker)さん

  → スクラムやってて管理層から言われるあるある。「で、いつ出来るの?」「もっとベロシティあげてよ」 「人投入すればできるでしょ?」非開発者のアジャイルには気をつけろ!禿同。

 

俺の「機能横断的チーム」 に近づくためのあれこれ:渡邉 太一さん

  → スクラムの取り組みの中で、全員に全部できるようになってほしいというなか、あえて機能特化型チームをつくったというお話。ある程度は自分の持ち分が明確な方が動きやすい人って多いし、結構現実的だなーって思いながら、自分だったら・・・と聞き入ってしまった

 

忍者式テストをやってみた:中島 滋 (@ledsun)さん

 → テストケースからちょっと外れたテストでバグが見つかるって本当にあるある。だからこそ成長する忍者式テストの話、続きがキニナル・・・

 

俺の事業:木下 史彦さん

 → 実は木下さんのセッションも聞いていた。Twitterでのリアルタイムツッコミ(寿司で釣っているとか)も面白かったwww 永和さんのチャレンジ精神、すごい!

 

チームや組織を良くしようとしている皆さんへ〜課題解決型イベント「Scrum master’s Night」のお誘い〜:長岡 実さん、知花 里香さん

 → 本気で今度行ってみたいな〜 スクラムマスターぢゃなくても大丈夫かな〜 ということで早速connpass.comをチェックしてみたらまだ無かった Yahoo! × DeNAってのもスゴ〜

 

ももたろう:てらひで (#terahide27)さん

 → てらひでさん、まさかの英語すぴーち( ´ ・ω・`)!! しかもそのTシャツ!!(゚Д゚≡゚Д゚)ワラタ!!

 

アジャイルソフトウェア開発の道具箱~永和システムマネジメント勤続10周年記念講演:伊藤 浩一 (@koic)さん

 → なんかイケてる雰囲気な方で、壊れているおもちゃを用意するとか、うちの息子に・・・(ry

 

8年目の活動報告:よねざわ まことさん

 → 関さんと咳さんってどう違うのでしょうか? 自分もスピード違反注意しないと:(;゙゚'ω゚'):

 

○○したら受託開発が180°変わった:原田 敦 (@harada4atsushi)さん

 → あれ?写真見たことあるとおもったら、あじゃいるヒヨコクラブの方ぢゃないですか。(今度行ってみよっかなー)

 

リーンスタートアップと野球2014:中川 伸一さん

 → いやー、最高に面白かった!!スポーツの世界のデータサイエンティストの話。自分も野球好きだけどここまでdeepぢゃなかったので、興味津々。ピタゴラス勝率とかちゃんと理解してみたいな。

【Report】XP祭り2014に参加しました&LTをやってきました。 - Lean Baseball

 

アジャイル病を患ったおっさんビギナーが現場でトライしたこと:すなだ (@orinbou)さん

 →  なんかとっても親近感(勝手に) 朝会に集まらないってこれもアルアルwww アジャイル語を口にしてはいけない現場、爆笑 これも身近にアルアルwww

 

モデリングもしないで”XP”とは何事だ:原田 巌 (@iwaoRd)さん

  → XP祭りの盛り上がりを自分のLTの盛り上がりにすり替えるテク「いただきます(・人・)」

 

メトリクスによる「見える化」のススメ: エッセンシャル・リーン:伊藤 宏幸 (楽天)さん

 → agile2014登壇の伊藤さん、自分の理解しているメトリクスとここでいっているメトリクスはちょっと違うような気もしたが、すげー興味深い話だった。見ている世界がグローバルでもあり、測ることは目の前の自分のことでもあり、いろいろ掻き立てられた

Agile2014に参加してみて分かった昨今の世界のアジャイル事情 - THE HIRO Says

 

 

 

 

 

あ、ちなみに野良LTもあったみたいだけど、どんなかんじだったのかなぁぁぁ

 

来年はネタ作って出てみるか〜〜な〜〜 ( ´ Д`)

 

 

 最後に

初参加優先で頂いた戦利品。読んだらレビュー書きますです。

ありがとうございました! 

ちなみにこの津田さんの「タイムボックスの話」も聴講していたのですが、スライドもアニメーション効いていて、話がすげー分かりやすく、マジでパクりたくなりました。分かりやすく説明するスキルってとっても大事!!!嫉妬。

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LT祭りでMPをすべて奪われてしまい、懇親会にドタ参加する元気までありませんでした。沢山の人の話を聞けたのにで、その後いろいろと突っ込んだ話を聞けると更にいいんですけどね。次回のための良い教訓です、はい。

 

スピーカーの皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m

 

 

追伸

この記事を書きながら、お話を聞いた人を見つけては次々をフォローしていますナウ。あと発表で使われたスライドも見つけ次第、リンクさせていただきます。どうぞヨロシクおながいします。

 

 

 

 リンク集

しかし、みなさん、blogにまとめるのが早い&上手いな〜〜〜

 


XP祭り2014に参加してきました。 #xpjug - ミッションたぶんPossible

 


2014-09-08 - Vestige is fragments of memory


XP祭り2014に参加してきました! -Agileってなんなんだろう が少しわかったお話- #xpjug - エンジニア的なネタを毎週書くブログ

 


XP祭りに行きました #xpjug - @ledsun

 


XP祭り2014に参加してきました(1) | NCデザイン&コンサルティング株式会社